何故ブルペン陣が崩壊したのか
ワールドカップの日本戦が行われている中、ライオンズのことを書いております
さて交流戦も終了し貯金11としたが
現在ブルペン陣は開幕当初のメンバーから残っているのは増田と小石の2人だけ
残りは全て二軍落ちと崩壊をしてしまった
殆どのブロガーさんの意見では継投の起用法が僅差のビハインド、勝ちゲームの部分で偏っていたと指摘している
勿論、起用法の不味さも影響しているが根本的な問題は別にあるのではないか
ライオンズの投手指標を見るとブルペンが強いホークスやファイターズと差が出ている中で
特に開きが大きいのは奪三振率だ
ブルペンスタッフの大半は150km/hをアベレージで出せる投手を持っている
ライオンズの場合こういう典型的なパワーピッチャーの絶対数が少ない
殆どは140km/h台のストレートから変化球のコンビネーションで抑えるタイプばかりだ
奪三振率が低いという事はそれだけバットに当たる確率が高くなり
連投で調子を落とすとヒットを打たれる確率が増えてしまう
ブルペン崩壊は寧ろ編成上の問題から発生した結果ではないのか
昨年のドラフト会議の予想で個人の願望として馬場投手と高橋遥投手を1位指名であげていたのだけれど
最大の理由は2人とも150km/hのストレートを持っている投手でリリーバーとしても大学時代結果を出していたから
この時点でブルペン補強を優先させて欲しいと言う思いがあったのだ
しかしここで書いたからといって現実的な話ではないし補強も現段階では実現しないだろう
ではどうやって解消していくか
ライオンズのピッチャーに真っ直ぐでバッターを押し込めるタイプを探すと1人名前が浮かんできた
現在2軍で調整中の高橋光成
今日の試合では2イニング4三振を奪い状態を上げてきている
肩の不安が昨年から出ているので無理使いはできないが
増田に代わるクローザーとしては一番適任ではないか
セットアッパーは広島時代に経験しているヒース
大石と武隈を7回に投げさせられたらなと言うのが構想だ
ただ武隈に関しては先発からの配置転換で調整に失敗した為、調子を戻すのは難しいだろう
増田についてもストレートの球速が戻らないと数字は改善されない
この2人の穴を高橋光成と誰で埋めるか
先日の記事では佐野泰雄をピックアップさせてもらった
真っ直ぐで押し込める球威が魅力だったから
しかし先日の試合で先発完投させているので現実的には起用されない
そうなると現時点の判断だと斎藤大将かな
ランナーを置いた場面でのコントロールがまだ覚束ないが
先月末からようやく無失点の試合が増えてきて状態も上がっている
本来は球種の多さを生かした先発タイプだが
背に腹はかえられないので野手を削ってでも一軍に上げてみたい
8人体制に戻しながら平井や野田の復調待ちにするしかないだろう
1番効果的なのはワグナーをリリースして長身サウスポーのパワーピッチャーを補強できればなんだけれど
それが出来るなら昨年のリストアップでやっていろよと想うのは私だけではないはずだ