個性的なピッチャーが去る時
同じ日に世代を代表する3人が引退発表を行った本日
プロ野球界でも1人の偉大なピッチャーが引退を表明した
攝津正
2008年のドラフトで社会人のJR東日本東北からドラフト5位でホークスに入団
小さなテイクバックから放たれるストレートは得意のダーツの様に正確なコントロールで右バッターの懐を射抜き
魔球と呼ばれたシンカーで並み居る強打者を手玉に取る
ルーキーでいきなりブルペンで大車輪の活躍で2年連続最多ホールドを獲得する
先発に回ってもいきなり二桁勝利を挙げて最多勝と沢村賞まで獲得した
しかし工藤監督に変わってからは怪我に悩まされ
2017年はプロ入り初の未勝利に終わる
昨年はライオンズ戦で涙の復活勝利を挙げたが
全盛期には程遠く遂に戦力外通告
他球団のオファーを待っていたが声が掛からず引退を決意した
まだやれるだけの技術はあるだろう
しかし独立リーグや社会人野球には見向きもせずホークスのエースとしてユニホームを脱いだのはプロとしての意地なのかもしれない
ライオンズとしては苦手な投手の代表格で何度も煮え湯を飲まされていただけに
残念な気持ちが強い