古のヲタクという名称はルッキズムではないのか?

アニメとラジオが大好きな40代男子の独り言

天才がグラウンドを去る

初めてイチローを知ったのは1991年の選抜高校野球の選手名鑑だった

当時から「センター前ヒットならいつでも打てる」と言うコメントは記事で紹介され

秋の打率が7割を超えていると聞いて正直眉唾だなと思っていた

実際に初戦で上田佳範がエースだった松商学園に完封負け

イチローもノーヒットに終わり私の中ではすっかり記憶から消えていた存在だった

それから三年後鈴木一朗から「イチロー」と登録名を改めた彼は独特の振り子打法でヒットを量産することになる

日本プロ野球初の200安打超えを達成

そしてこの年から7年連続首位打者を取り続けて

2001年からメジャーリーグに舞台を移す

私がイチローを題材に書くのはおよそ20年ぶり

その時のテーマがメジャーで通用するかどうかを論じた

私は毎年振り子打法をマイナーチェンジしている様子からメジャーにもアジャストできると書いていたが

まさか野茂に続く新人王やメジャーの最多安打記録を塗り替える大活躍をするとは夢にも思わなかった

そしてその活躍によって日本人にとってのメジャーリーグが近い存在になり

昨夜投げた菊池雄星をはじめ多くのプレーヤーに影響を与えたのは間違いない

ブルーウェーブ時代から彼に対する評価は天才の一言で終わる

弱点らしい弱点が見当たらず打ち取ったコースが二度も通用しない

どのボールも簡単にさばかれるイメージを持っていた

幸い私はイチローを生で見た事がある

神戸での首位攻防戦になった2試合

強烈に覚えているのは打席に入った瞬間ものすごい数のフラッシュが降り注ぐ異質な空間

背面キャッチも見たけれど本当に苦もなくやっていてそれまでのスーパースターとは違う爽やかさを感じた

あれから28年

いっくんと呼ばれたあどけない少年はアメリカで「魔法使い」と呼ばれた大選手としてグラウンドを去る

彼の姿を最初から最後まで見られた事に感謝をし

今後のさらなる活躍を願いたい

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