古のヲタクという名称はルッキズムではないのか?

アニメとラジオが大好きな40代男子の独り言

全てのゲームは進化の途中である

放課後さいころ倶楽部」が終わった

最終回まで見て久しぶりに名残惜しいと思った作品である

アナログゲームを通じて成長していった彼女たちが

学校を卒業する2年後にどう言う思いを抱いて別々の道へ向うのか

知らない方のために補足すると京都にいる女子高生がこの作品の主人公

メインヒロインは人見知りで怖がりそして泣き虫と言う美姫

幼少期にいじめられた過去から他者と共有し楽しむことが出来ず一人で行動していた

しかし帰り道に高校からの転校生でクラスメイトの綾との偶発的な出会いから物語が始まる

フランクで超が付く楽天的な綾に半ば強引に連れ回された美姫

そこで見た景色に感動した事で閉ざしていた心の中に変化が生まれた

その日の夕方、繁華街でクラスの学級委員である翠がどこかへ向うのを目撃する二人

後を付けたところ雑居ビルのとある一室に入って行く

そこはアナログゲーム専門店「さいころ倶楽部」

密かにゲーム作家を目指している翠は学校の許可を取ってこのお店でバイトをしていた

二人は店長の誘いで初めてアナログゲームをプレイしその魅力にひかれていく

後半にはドイツ人でボードゲームカフェの開店に伴い引っ越してきたエミーリアが加わり

毎回様々なアナログゲームを通じてお互いの友情を強めていくと言うのが大まかな流れ

とはいえ本編の半分はメインヒロイン美姫の心理描写

萌えアニメのようなキャラクターのかわいさを振りまくとか

カイジ遊戯王みたいに緊迫するゲームバトルはなく

丁寧にそして周りのキャラクターのバランスも上手く配置しながら描いている

そのストーリーラインも素晴らしいのだけれど

登場するゲームの魅力がわかりやすく示されているし

何よりメインキャラクター以外の登場人物も魅力的

個人的には美姫の中学の先輩で綾のお姉さん華の友達である京子さんが好きだ

彼女が美姫に言ったセリフで

「人の悪口を上手く言えないのは言われた痛みを知っているから 美姫ちゃんは心優しい娘なんだね」

金髪で学生時代喧嘩に明け暮れてたと

ステレオタイプなヤンキーのお姉ちゃんが言うのだから

ギャップ萌えで余計心に刺さった一言だった

文字で書くより本編を見てもらうのが一番だと思うが

何でわざわざここで記事にしたかと言うと

タイトルにあるセリフが野球とも関わりがあり

私がこのブログで一番伝えたいことが端的に表しやすいと思ったから

このセリフはボードゲームやカードゲームではなく

4人で「だるまさんがころんだ」を遊んでいた所で登場する

エンディングのないのと子が鬼にタッチするのにメリットがないと指摘したエミーリアが

子が鬼にタッチもしくは鬼が子にタッチすればポイントが入り

鬼を1回りした時点でゲーム終了

ポイント数が多い人の勝ちと言うルールで行った所

ゲーム性が上がって楽しくなったと言う話

以前私は「野球は生き物だ」と書いた

そして常に変化をしているとも書いている

現在は統計からある程度のパターンは出されるけれども

私が見始めた1980年代後半のプロ野球は145キロ出せば豪速球だったし

バッターのスイングもレベルスイングで振り切ることがホームランを打てると言われてきた

それが今は150キロのストレートを投げる投手が各球団1人は在籍し

ホームランの角度を出すためにアッパースイングの軌道で振ると言う理論も存在する

恐らくまた20年経てば今と違う解釈が提示されているかもしれない

だからこそ一つの視点ではなくアナグラム

多面的にとらえる必要がある

野球のみならず森羅万象

私たちが生きている限り、常に変化はあるものとして考えなければいけない

その時に柔軟の思考を働かせられるかどうか

この作品で改めて学ばせてもらった

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