奪三振向上委員会 第2章
先月立ち上げたライオンズのピッチャーがどうやって三振数を増やすかという企画
初回にストレートの平均球速を上げることを目標にしたがこの企画は連動しており
達成しやすい順番でテーマとして書いている
今回の課題に挙げるのは初球ストライク率の上昇だ
2017年はリーグ最少の四球数でありその効果の1つとしてストライク率の上昇が挙げられている
もちろん場面によって初球ボールで様子を見たりする事もあるので全てに必須というわけではないが
ストライクから入っていく方がより厳しいコースに投げやすくなるし
バッターも後追いで待つ形が増えると思う
シーズン通して見ていると森友哉は初球から常にコースギリギリに構えているイメージ
厳しいコースで見逃しを取りに行っているのかも知れないが
今のライオンズで要求通りに投げきれるのはニールと本田圭佑くらい
ほとんどのピッチャーはミットが動いてしまっている
力んでしまうとボールになるから逆にバッテリーがストライクを取りに行かないといけなくなり痛打される
もう1つよくあったのはツーストライクと追い込んでから同じボールを続けてヒットを打たれるシーンもあったが
やはりボール先行の場面がホームランも含め長打を打たれていたように思う
球速を上げる狙いは初球ストライク率を上げる事
甘いコースに投げてもファールでカウントを稼ぐために必要だから初手として書いた
ファールを打たせる事によってバッテリーの球種の選択肢も幅が広がり
バッターのスイングを小さくする事で抑える確率を上げたい
だからこの数値が大事なのである
チーム全体で掲げる数字は55%
雄星が2016年に出した数字は53%で当時在籍した岸の初球ストライク率は57%
エース級の数字をあえて掲げて行くことでチームとしての約束事にしたいと思う