増田達至を引き留めた
昨年の契約更改後に発したコメントから牧田や浅村のように退団すると思われていた
先週の段階でもＦＡ宣言での移籍が噂され
半ば覚悟をしていた部分があったが
今朝一転してＦＡ宣言での残留が決まったようだ
ファンからすればとりあえず来季のブルペンの編成が整理しやすくなったと思う
一部意見では３２歳のストレートピッチャーに
４年契約は費用対効果として疑問符を挙げている方もいる
私も増田との長期契約によって
再来年から始まる主力野手に対しての交渉に影響が出て
中長期に見てはマイナスかなとは思っていた
しかし増田を残したことによって
これまで培われていなかったライオンズの伝統を築くことが出来る
その波及効果を期待する方に賭けたいと思う
これまで主力投手はＦＡの度に他球団へ流出していた
一時は「ライオンズで現役を終えてもいい」と語った岸も移籍
若い投手ばかりの編成になってしまったため
近年の先発投手の防御率はずっとリーグワーストである
去年ある記事で十亀は
「キャッチボールでは肩ができればいい、
（投球練習は）マウンドでやればいいんでしょっていう子が、たぶんまだ多いと思うんですよね。
うちは今、ベテランが少ないので。涌井（秀章）さん、岸（孝之）さん、（菊池）雄星にしろ、
キャッチボールを大切にしていました。
そういうところを見て、『なんであの人はいいんだろうな？』と思ってほしいですよね」
松坂大輔の復帰を強烈に推進させたのも
一重に若手投手の技術向上の一助を主眼にしていたと推測する
ただやはり外様の大投手と言うイメージなので
今年のキャンプで松坂大輔に話しかけてアドバイスを貰おうとした
貪欲な選手は一人も現れなかった
だから増田達至と長期契約することによって
若手投手への指導役としての期待もあるのではないか
持ちまわりとはいえ選手会長を歴任するほど
人望の厚い人間であることは知られている
クロ―ザーとして活躍できるかどうかはわからないが
この選択がこの後のＦＡ交渉にも繋がって行ってもらえるよう
ナベには引き続き尽力をしてもらいたい
