ブレイクスルーを探せ~ファイターズ編~
清宮、吉田輝星と立て続けに注目選手を獲得したファイターズ
独自の育成システムで主力選手を次々輩出してきた
しかしここで取り上げるのは昨年のドラフト3位投手生田目翼をフォーカスしたい
大学3年生で出場した春の大学選手権で準優勝に導いた圧巻の投球で田中正義と共にドラ1候補と呼ばれたが
4年生のシーズンを肩の故障で過ごしてしまい指名漏れ
日本通運で2年間リリーフを中心に登板して指名を勝ち取った
しかしルーキーイヤーは故障もあって一軍の登板はわずか4試合
ファームでも防御率3.88と社会人出身にしてはかなり厳しい成績だ
なぜこの選手にフォーカスしたのかと言うとファイターズのチーム事情とリンクする
この3年間、8月に大きく成績を落として失速していた
要因は様々だと思うが一因の1つに先発投手とリリーバーを繋ぐブリッジの役割が大きい
3年前のシーズン途中までこの役割に谷元投手がおり
日本一になった4年前はアンソニー・バースと2人が役割を担ってホークスを逆転する一翼を担った
基本的な戦い方が競り合いのゲームをブルペンの継投で逃げ切る型だけに
このブリッジの不在が8月の不調につながってしまっている
上位ないし優勝を狙うと言うのであればブリッジ役のピッチャーは必須
その候補筆頭が生田目翼だと思っている
日通で出場した都市対抗のマウンドで強いストレートを投げていた
抑えの1イニングというのもあるだろうが先発よりショートリリーフの方が適正のように思う
今年はストレートでどれだけ押し込められるか
その勢いが取り戻せたら十分役割を果たしてくれるだろう