母校に泥を塗るのは重罪
花咲徳栄で全国制覇した代の千丸キャプテンが先日強盗致傷で逮捕された
駒澤大学に進学したが一年で退部して母校の生徒に指導していたと言う
強盗して何も獲らなかったそうだが老夫婦の家に侵入した悪質な行為は許されないものだ
しかし千丸くんには全国制覇した故の苦しみがあったと想像できる
大学進学する選手は強豪校のレギュラーを張った子ばかり
全国制覇した選手となれば周りの目はかなり高いハードルがあった事だろう
結果が出なければなんであんなものかと蔑まれ陰口を叩かれていたかもしれない
特に東都大学リーグは入れ替え戦があるので体育会系の厳しい環境が残っている大学が多く
千丸くんより前にも大阪桐蔭で甲子園出場した四番打者が2代続いて退部している
だからと言って犯罪は是ではないしそう言うことを企む連中と連んでしまったのは論外なのだけど
これが一個人の問題であれば当人の責任で済むのだが
結局花咲徳栄高校にフォーカスされてしまい傷が付く
昨年、デッドボールの判定を避けていないとアピールしてホームランを打った菅原くんのフェアプレイ精神が霞んでしまうし
何より悔しいのは千丸くんと同じ優勝メンバーとして今も野球を続けている選手だろう
ライオンズの西川愛也もその1人だ
花咲徳栄史上一番強いチームではなかったと思うが
一戦ごとにチームとしてまとまって相手に襲い掛かる様は痛快だったし
関東で唯一夏の全国制覇がなかった我が埼玉県に深紅の大優勝旗をもたらしてくれた事は今でも誇りである
だからこそ悔しくてしょうがない
千丸くんは一生背中に背負い続けて生きて行く事になる
後はメンバーだった周りがどう支えて行くか
先ずは西川くんとドラゴンズの清水くんが一軍で活躍して
やはり全国制覇したチームは強かったと思わせてほしい