10001回目を待って欲しかった
テラスハウスに出演していたプロレスラーの木村花さんが自殺と思われる形で亡くなった
放送回での言動でSNSで炎上し
自身のコメント欄にも多くの敵意ある言葉が綴られていたと言う
連日テレビではテラスハウスや誹謗中傷したコメントを送っていた人間を自殺に追い込んだ犯人捜ししているけれど
私個人としてはつくづく死を選んでしまった事が残念で仕方ない
生きて助けを呼んで欲しかった
実際に自殺を考えた事がある人にとって私の意見が綺麗事なのは承知している
人間が苦しい時は自分への劣等感を責め続け誰の声も届かないらしい
自死を選ぶのは劣等感、孤立感、そして他者への恐怖感が折り重なっている物だから
でも死んでしまっては苦しみを共有できても共感ができない
この状況は別に特別じゃなくて
SNSのコメントをイジメに置き換えると全く重なってくる
イジメで自殺するときもマスコミや有識者が犯人探しを始める
教師や学校は感知できなかったのか
親はなぜ見抜けなかった
散々荒らした挙句時間が経つと人の記憶から離れて風化していく
相手が死んでしまうと結果として完結してしまい
議論しないといけない構造的な問題は先送りになる
同じことを繰り返すたび制度が改正されることは少なく
昨今「働き方改革」と政府が提案しているのも
新卒の電通に勤めていた女子社員の自殺が過酷な労働環境だったから立ち上がる有り様
きちんと追求するのなら継続的に注視するべきである
タイトルにあるのはDREAMS COME TRUEの「何度でも」のワンフレーズ
こういう問題は他にもたくさんあると思われる
だからこそあえて言いたい
10001回目にきっと良いことがあると信じようと