古のヲタクという名称はルッキズムではないのか?

アニメとラジオが大好きな40代男子の独り言

ホークスの弱点を考える

シリーズが昨年以上に一方的

これまで一貫してホークスが強い訳ではなく他球団がだらしないと書いてきた

今夜の試合を見てもジャイアンツが本気でホークスの分析したのか疑うほど

同じような打ち取られ方と打たれ方をしている

このまま終わってしまうとプロ野球の存在意義まで見失いかねない

そこでホークスの分析、そしてどうしたら勝てるのかを検証したい

まずチームの特徴は大まかに分けて2つ

1つは防御率である

チーム全体でも高い水準の成績だが

特にすごいのがリリーフ防御率

他球団は先発・リリーフ共にチーム防御率に近い数字になる

年によってどちらかが上回る事はあってもほぼ変わらない

しかしホークスは毎年リリーフ防御率がチーム防御率を上回る

勝ちパターンは勿論の事、負け試合でも追加点を許さない

これが相手からすると厄介になる

解説者がよく言うセリフに「ピッチャーの継投は人数多いほど捕まりやすい」

他球団の場合は先発と勝ちパターン以外のレベルが大きく落ちるのであてはまるが

このチームはその落ち幅が少ない

だからゲームプランニングとしては先発から取った点数をいかに逃げ切るか

リリーフから点を奪うのはホントに稀な確率になる

ピッチャーの特徴は嘉弥真以外145キロ以上のストレートを投げ

大きく縦に落とす変化球を武器にするのがデフォルト

パリーグではファイターズが同じようなタイプを選手構成にしているが

決定的に違うのは変化球の角度

千賀の場合は直角に落ちるフォークだし

石川のパワーカーブは高めから急角度で曲がってくる

他の投手も落差とスピードのあるボールを投げるので

バッターからするとストレートだと振り出して空振りする確率が高い

だから三振数も多いし防御率も相対的に低い

これを踏まえての攻略法はとにかく高めのストレートに目付して振りまけない

低めは見逃しでストライク取られても構わない

この2つがポイント

ライオンズのバッターがヒットしている映像見ると

殆どがベルトゾーンに来たボール

低めにくるボールはほぼ空振りになっていた

ジャイアンツのバッター全員がある意味腹を括らないと

点を奪う事すら難しくなる

もう一つの特徴は

バッターがこのコースのボールをここへ打とうと決め打ちしている点

特にランナー置いた場面では意識が高いので

張っていたボールが甘く入るとミスショットが少なくヒットされる

シーズン通して見て思うのは柳田以外の左バッターは

追い込まれると決まって外のストレートを逆方向に打つイメージを持っている事

ベースに被せて立っているのでインサイドを投げにくくさせ

痺れを切らして投げたボールがベルトゾーンに浮くと持ってかれる

ピッチャーの調子が良くても

こういうヒットからリズムを崩して大量失点と言う流れも多い

シーズンでホークスに相性のいいピッチャーの共通点を見ると

インコースに投げ切れているシーンが目立つ

ライオンズでは高橋光成が今年2勝0敗だが

他球団では投げ切れないで苦しくなるのに

ホークス戦はインコースを突き切って抑えていた

ジャイアンツはここまでインコースのストレートが少ない

右打者には見せている場面はあるが

左打者に対しては変化球が多い

今夜のサンチェスもインサイドのストレートを使えば

十分抑え切れたのに変化球勝負で打たれてしまった

今村の様なタイプは別として

スピードのあるピッチャーは恐れず突っ込むべきである

ちなみに柳田に高めの釣り球を要求することが

パリーグの球団でも見受けられるが

彼のバレルゾーンはベルトラインが一番角度が付く

インサイドに投げるのであれば低めに突いて行かないと

京セラドームの天井直撃みたいな当たりを打たれる

今村の球威で要求するのは無謀を通り越して

暴挙であると書いておこう

ハッキリ言ってジャイアンツは井の中の蛙

かつてライオンズにスイープ喰らった時に

「野球観が変わった」と当時の選手会長岡崎郁がコメントしたが

いつまでも球界の盟主を気取っている限り

この流れを変える事は出来ないだろう

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