快勝が霞む回跨ぎ
70/143 通算成績 36勝33敗1分
阪神甲子園球場 観客数 46,713人 試合時間 3時間36分
3回戦 神2勝1敗
010 015 000 7
100 000 110 3
勝 松本航3勝1敗
敗 ガルシア2勝3敗
ヒット 神13 西10
エラー 神2 西1
盗塁 上本(4)
バッテリー
○松本航(5)→マーティン(1)→平井(1.1/3)→Hヒース(2/3)→増田(1)-岡田
●ガルシア(5.1/3)→岩崎(2/3)→守屋(1)→島本(1)→浜地(1)-梅野、原口
得点経過
1回T:マルテ、センター前タイムリーヒット
2回L:2死2塁 金子侑のサードゴロを大山が一塁悪送球 二塁走者生還
5回L:秋山、レフト前タイムリーヒット
6回L:金子侑、センター前2点タイムリーヒット(近本のホーム悪送球で二塁進塁)
6回L:愛斗、ショート強襲のタイムリー内安打
7回T:大山、レフト前タイムリーヒット
昨日負傷退場した森友哉をスタメンから外すのはわかっていたが
栗山ではなく金子侑司と愛斗が両翼のスタメン
松本航が長いイニング投げられるピッチャーじゃないとはいえ
ブルペンの強い相手に対する並びじゃないなと試合前に思っていたが
5回の勝ち越しは愛斗のヒットからだったし
予想に反して連敗ストップの立役者になった
序盤はガルシアのボールを引っかけるゴロばかりで昨日のVTR
中盤から外から入ってくる変化球をうまくバットに乗せてヒットに出来た
秋山の2本のタイムリーは外を狙い打ち
打者有利で向かい合える形になったので主導権を奪えたのだろう
松本航の投球は甲子園のマウンドを意識し過ぎて抜けた球が多く
相手の打ち損じに助けられた部分はある
しかし岡田が要所でカーブを使って打者の打ち気を外したから
5回まで持ったという内容だった
今後の課題は初回の糸井に与えた四球の様に
主力との対戦でゾーンの中で勝負出来るようになるか
球数が減っていかないと6回以降のマウンドは上がれないだろう
大勝ムードに水を差したのは平井のピッチングと回跨ぎだ
まず平井の7回の投球は点差を考えて打たせにかかったと言えばカッコいいかもしれないが
要は舐めて甘いボールを投げ込んでいた
失点してから低めに投げようとするも力んでコースから外れてしまう
1失点で収まったが30球も投げた
打順が回る8回は代打メヒアを送ると思いきや
まさかの回跨ぎ
当然平井の状態が立ち直ることなく失点し
1死満塁と一打同点まで迫られる展開になってしまった
平井の甘い考えも到底許されないが
何も考えず回跨ぎをさせる根拠がわからない
このカードの初戦で森友哉の三振ゲッツーに懺悔すると言った辻監督は
舌の根も乾かぬうちにミスを繰り返した
つまり口だけで反省していないと言う事だ
勝てたからいいわけではなくこのまま平井が調子を落としたら
一体誰が責任を取ってくれるのだろう
まっとうな采配をしていれば文句は出ないんだが
今年はあまりにも不可解な戦術が多すぎる
馬場ヘッドがピッチングコーチと二人で辻監督に意見できないものだろうか
連敗を止めて交流戦は3年連続10勝8敗で終了した
勝ちゲームを落としたイメージがあるので数字の割にはパッとしない
金曜日からはホームのバファローズ戦
手ごわいピッチャーがいるだけにまずは初戦を全力で勝ちたい