ピークを知る男
東京メトロのポスターで書かれているキャッチコピー
オリンピックを見込んでオフピークを作ろうというキャンペーンなのだが
もはやスカスカの車内に映るダンディ坂野と小島よしおの姿が虚しい
さてカテゴリーをライオンズにしたのはある選手の為に記事にした
昨年ライオンズ最多安打記録を達成した
2001年ドラフト4位でライオンズに入団
3年目に一軍初出場を果たすと
伊東監督2年目の2005年に頭角を現し
2008年リーグ優勝・日本一では2番打者として片岡易之と共に最多安打を獲得
不動のレギュラーとして常にチームを引っ張り
2013年中島浩之がアスレティックス移籍に伴いキャプテンに就任
しかしチームは2014年から3年連続Bクラス
辻監督就任以降は外野手よりも指名打者または代打に回る事が増え
2年間でヒットは減少傾向だったが昨年3年ぶりの年間100安打
通算安打は1825本で2000本安打も視界に見えた
とはいえ栗山自身にとってここからは一年一年が勝負の年になる
栗山の特徴は選球眼の良さ
中距離ヒッターなのに2013年は99、2014年は96の四球数
出塁率は2010年に4割をマークしていた
しかし辻監督になってからは3年連続打率は2割5分
四球数、出塁率も落ちてきた
かつては毎年のように打率3割を残していた左投手だが
現在は1割台に苦しんでいる
動体視力の低下
紙一重でバットが止まっていた左投手の逃げる球を追いかけるようになったし
ストレートヒッターとして無類の強さだった全盛期に比べると
差し込まれる確率が高くなってきた
おかわりのようにしっかり自分と向き合い新しいスタイルを見せてられるか
2000本安打達成する為にはさらなる進化をする必要がある
確率論で言えばスタンスの位置を前に移すのがいいのかもしれないが
おかわりの様にバットを軽くしたことで誤差を修正したのを見ると
バットにも変える必要はあるのかもしれない
個人的には左中間に飛ばす打球が好きな選手
その当たりが出始めてくれれば
ピークを迎えた男としておかわりと共にレジェンドへとなれるだろう