勝武士コロナに散る
ロボットアニメの殉職回みたいなタイトルだが
由々しき事態だ
大相撲高田川部屋の力士だった勝武士がコロナウィルス感染の為亡くなった
3月に無観客で大阪場所を開催した後は
各自部屋で待機していたのだが
4月に高田川親方含め4人が陽性になったことを報告
その一人だった
接点が多い相撲界は元々感染症に弱い
さらに言えば関取の一部を除き大部屋で生活しているのでクラスタの可能性も高い
しかも死亡した原因は基礎疾患として糖尿病を持っていた
大型化により生活習慣病になっているだけに
今後の対策はより厳しくしないといけない
緊急事態宣言延長に合わせて5月場所を中止
本来名古屋で開催する7月場所も移動のリスクを考えて国技館開催
そんなスケジュールを一瞬で吹き飛ばすくらいの大打撃である
今後は協会員全員のPCR検査導入で陰性を確認し
相撲界は興行が主となっていた歴史から親方と後援会の結びつきが強く
直ぐにリモートワークへ切り替えるのも難しい
そしてもう1つアタマが痛いのは
今の上位陣が世代交代を迫られている事である
栃の心、高安は怪我の影響で平幕に陥落
もし長期期間場所が開けなくなった場合
モチベーションを保てず横綱が引退するかも知れない
土俵の上での世代交代こそ角界の歴史なのに
横綱不在で場所が開かれても
果たして満員御礼の垂れ幕を下げ続けられるか
不安が募るこのニュースである