監督の悔し涙を見て背負うもの
昨日の試合終了後に行われた優勝セレモニーで辻監督が挨拶に立つと感極まり嗚咽交じりの号泣
その姿を見て私は罪悪感に襲われた
このブログでずっと出来ることをすればいいと書いてきた
結果に拘ると力みや焦りが出るから本来の力が出せなくなる
だからあえて身近な目標設定を掲げて集中してもらいたかった
でもそれはこのチームを心底信頼していない裏返しなのかなと
勝つことを意識して勝たなければ上には行けない
あの悔しがり方を見て私も脇が甘かったと思う
思えば就任してから岸、野上、牧田と主力投手が次々退団
投手陣を編成するにも未知数な選手ばかりで苦労は絶えなかっただろう
それでも1年目79勝でAクラスに復帰させて2年目の今年は防御率最下位ながらリーグ優勝に持ってきた
勝っても負けても選手を責めず
常に「この経験がきっと次に生かしてくれる」と期待する
辻監督に変わってチームは粘り腰を見せるようになった
昨年も今年も逆転勝ちがリーグトップ
リードを許しても諦めず逆転できると思えるから最後まで見逃がせない
毎日が楽しくて田邊時代に感じていた閉塞感は遠い昔のようだ
それでもポストシーズンの壁は破れなかった
昨日の試合絶対勝つんだと意識して最後まで戦えた人間はいただろうか
私も含めて諦めてしまった人間の方が多かったように思う
壁を破るにはまず最後まで諦めずにやる事
そして勝つと意識しても結果を残せるメンタリティ
秋季練習から一人一人が思いを強く持って行ってもらいたい
監督に悔し涙を流させたのだから
来年は勝って嬉し涙を流してもらわなければ報われない
絶対に日本一を奪い取る