9人との惜別にナベの本気を感じる
遂にライオンズからも戦力外通告を受けた選手が発表された
その数9人
昨年の一次宣告は5人だったので久しぶりの大量解雇
毎年夏を過ぎるとネット上で戦力外予想をする記事が出てくるが
個人的には好きではないので敢えて自分は書いていなかった
トレードについて書いた記事はあるが名前を挙げたのは現状ライオンズでは活躍の可能性が低く
他球団であれば戦力に考えられる可能性があるので書いている
高木勇人とスワローズを戦力外になった岩橋投手は残念ながら予想通りの結末になってしまい悲しい
戦力外からの補強となるとドラフトの指名結果や外国人との契約が優先されるので2人が再契約される可能性は低い
トレードの活性化は選手寿命を伸ばすと思うのだけど
さて通告された9人を振り返る
まずは2010年ドラフト1位と2位指名だった大石達也と小石博孝
1イニング2本の満塁ホームランを打たれた試合ではこの2人がリレーしたのを覚えている
大石はルーキーで肩を壊してから最後までフルシーズン投げる事がなく現役引退する事になった
もし、野手に転向していたらとか森慎二が生きていたならとifは考えてしまうがこれも運命であるし6球団競合1位のプライドなのかなと
松下建太と同じく球団に残るようなのでいずれはピッチングコーチとして怪我に悩む選手を手助けしてもらいたい
小石は今年登板機会はあったものの
来年33歳の年齢がネックになりクビを切られた
数年前は左の先発候補に挙げてはいたが
球威も無ければコントロールもアバウトでは生き残る道が難しい
現役続行を希望しているがNPBではないプロチームから声がかかるかどうか
松本直晃と南川忠亮ははっきり言って鈴木葉留彦の悪しき遺産
ドラフト指名の時点で懐疑的な意見も多かったし
一軍登板こそ果たしたものの全体的にはファームの台所を主戦場にしていた
南川は引退し松本直晃は現役続行
2人ともユーチューバー草野球チームに入ってプレーして欲しいかな
高木勇人は涌井の人的補償で取ってきた中郷と同じく移籍2年目で戦力外
指の怪我が影響しているのもあるが体型が太りすぎてキレがない
ストレートも球速でないしボールもベルトゾーンじゃ埼玉県の公立高校のピッチャーに代わってもらいたいくらい
現役続行を望んでいるが意識を変えて死ぬ気を出さないと
復活する事なくジャイアンツアカデミー待ちになるだろう
郭俊麟と廖任磊の台湾コンビも解雇になった
郭俊麟は一昨年イップスの状態から戻ることはできたが
安定した投球が出来ず
廖任磊は素行不良の噂もあって1年での退団
台湾球界に2人とも指名されるかもしれないが
受け入れ先が楽天だったら笑うしかない
野手は金子一輝と斉藤彰吾が通告された
昨年三夜連続ピックアップした金子一輝だったが
今年は元の1割台のユーリティーに逆戻り
山田遙楓、山野辺と二遊間が固定されては弾き出されるのは仕方ない
まだ若いし実直な性格なので野球のプレイヤー以外でも活躍はできるだろう
斉藤彰吾と言うと雄星、大谷対決で9回にプロ1号逆転サヨナラホームランが印象に残っている
5年前は木村文紀、熊代聖人と2番ライトのレギュラー争いをしていたが
一番期待していたのが斉藤彰吾だった
現役を引退する事を決めたようだが
ライオンズアカデミーのコーチからキャリアアップしてもらえればなと思う
この結果を見て思うのはナベは鈴木葉留彦時代と決別する意思を見せたなと
よく言えば面倒見がいい球団
悪く言えばコネ入社からの引き伸ばしが目立つイタいチーム
常勝ライオンズ復活を目指してフロントも本気で取り組んでくれる事を期待したい
そして9人の選手にはライオンズに在籍してくれたことに感謝し
次のステージでそれぞれ活躍する事を強く願っている