振るのではなく打つ
ライオンズは伝統的にフルスイングを基本としていた
当てに行くスイングをしてもシーズンが進むにつれ
スイングが弱くなり空振りや凡打になるからだ
このやり方でライオンズは主力選手を育て
近年の強力打線を作り上げた
しかし今年、シーズン打率が２割３分台と言う大不振
規定打席で最高打率は栗山で
３割を超えたバッターが一人もいないと言う惨状になってしまった
原因は複数あるし
１割も下がれば打線にならないとは思うけど
一番目につくのはどの打者も
やみくもにスイングしてストライクを取られてしまうシーンが多い
ランナーがいるときの打席で
２ストライクまではとにかく振る事前提のバッティング
追い込まれてからようやくプレイスヒッティングするが
当然難しい球にアプローチしているので結果が出ない
その結果が四球数の減少に繋がり
打率も下がっていく
辻監督はこの部分についてケースバッティングの強化を語っていたが
打席に入るときに最初から決め打ちする意識が欲しい
源田や外崎が実際に見せていけば
若手も真似をすると思う
個人的にはファームの首脳陣がやるべきだが
新顔ばかりでアドバイスできないだろうし
これまでの稼頭央の指導も見ると意識付けするのは難しい
勿論、基礎能力の向上が主と言えばそうだが
こういう細かいことをしていないから就任以来最下位争いなわけで
次期監督と言うのなら
ケースバッティングを意識させるくらいの指導はしてほしいものだ
振るのではなく打つ
意識が変わらないかぎり来年の復活はない
